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読んで遊んで沈んだ記憶

主に日記です。

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ベン・トー 第2話「サバの味噌煮弁当 674kcal」 (アニメ)



佐藤と白粉は槍水が会長を務めるHP(ハーフプライサー同好会)に入部することになった。
まずは槍水に半額弁当の戦いにおけるルールや各スーパーの場所、そして半額になる時刻の目安を教わる。
そして早速二人はスーパーへ向かうが、中々半額弁当を手に入れることができない。
そんな中「スーパーときわ」で戦いを挑もうとしたとき「大猪」と呼ばれる者が現れた。。


「氷結の魔女」の二つ名を持つ槍水に胸を押し付けられる格好になってデレデレになりながら、成り行きでハーフプライサー同好会に入部することになった主人公。氷結の魔女という呼び名から連想するクールなイメージの槍水が垣間見せたお茶目な一面が映えたシーンでもあった。

本格的にハーフプライサーとして活動を始める主人公(と視聴者)に、狼になるためのルールが説明される。それは、半額神(店員)が半額シールを貼って売り場から姿を消すまで弁当に駆け寄ってはいけない、その夜に自分が食べる分以外は取ってはいけない、礼儀を持ちて誇りを懸けよ、というものであった。

また、狼が誇りと弁当を懸けて戦うハーフプライサーなのに対し、犬が狼になれない初心者であり半人前、豚がルール無用の恥知らず、アラシが豚の集団、大猪が主婦であることも説明がなされる。アラシに体育会系運動部の集団を採用して、彼らと狼達とを戦わせる設定がサブカルとしてうまく使えていて面白い。

食べるためにという理由よりも、誇りのために、あるいは食欲を超えた自己満足のために戦いに走ってるところが目につく。だが、弁当を取れない者達が列を作ってどん兵衛にお湯を入れ、侘しくどん兵衛を啜るシーンもあり、ハーフプライサーにとって一番の食事は半額弁当なのであり、敗者は半額弁当より高級なものを食べることは許されないというような演出がなされていて、その徹底した作りに、食べ物を絡めてただ遊んでいるわけじゃないという本気さが伝わってくるのがいい。

なお、今回の話には日清のどん兵衛(きつねうどん)が登場。主人公と主人公と一緒にいる女の子(白粉)が美味しそうに食べていました。これも劇中内広告でしょうか。前回のソイジョイよりは自然に話の中に溶け込んでいてよかったと思います。

ベン・トー 第1話「ネバれ、納豆オクラ丼ぶっかけチーズトッピング弁当 440kcal」 (アニメ)



寮の近くにある閉店前のスーパーに入った主人公・佐藤 洋。
彼の目の前で半額シールを貼られた弁当に手を伸ばしたその直後、凄まじい戦いに巻き込まれて意識を失ってしまう。
しばらくして目が覚めたときには、なんと半額弁当は全て消えていた。
そして偶然、その場で同じ学校の白粉花と出会う。
翌日も同じスーパーに向かってみるが、佐藤は再び気を失ってしまう。
その後店員から聞いた《氷結の魔女》の話。
また次の日も佐藤はスーパーへ再び向かっていくが・・・。


これはスーパーの半額弁当を巡る狼たちの戦い。半額シールが貼られた瞬間、人であった存在は魔性を解放させて獣となり、スーパーは戦場と化すのだ!

夕食が供されない寮で生活を送る高校生の主人公がスーパーの半額弁当争いに巻き込まれたところから始まる青春バトルコメディタッチのアニメ。
ギャルゲーとかの男性向けサブカル作品の主人公って一人暮らしの設定であることが多いけど、果たして、その食生活はどうなっているのだろう。そこをちょっとクローズアップして掬いあげた面があり、かわいい女の子との出会いを通した眩しい青春の裏で、主人公がスーパーの安い食品に頼るリアルな生活感が滲み出ているところが面白い。

スーパーの半額弁当をゲットすることに命を捧げた者達の姿を真剣にバトル物として描いており、半額シールが貼られるのをゴングとして、スーパー内で殴り合いが始まるのが当たり前の世界観。生きるための半額弁当を巡って、死と隣り合わせの危険なバトルをするところ、馬鹿馬鹿しいと思いきや、現代日本社会の縮図的なものを比喩している風に捉えられるのも興味深い。
スーパーの半額弁当とそれを巡る戦いはロマンであり、リアルでもあるのかもしれない。

ラノベ原作の萌え系ジャンルに分けられそうなアニメだが、1話を見る限りでは、パンチラなどの露骨に青少年の劣情に応えたお色気シーンはなかった。ただ、主人公が高校1年男子という設定で、女の子のミニスカートから伸びる足、絶対領域などについつい目にやってしまうシーンはあった。あからさまなエロじゃないけど、性に興味津津だが奥手な思春期の男子のリアルな目線をそれとなく表現することで、オタク・サブカル男子に自分の姿を主人公にうまく重ねてもらって、心を掴んでいこうとする意欲を感じる良い演出だと受け取った。ちなみに、僕がリアルにあのぐらいだった頃は透けブラが気になってしょうがなかった。

なお、大塚製薬がスポンサーになっているのか、第1話には同社のカロリーメイトやソイジョイがプロダクトプレイスメントとして、そのまま劇中に登場している。短いシーンとはいえ、さりげなさを捨てて、違和感を覚えるほど露骨に絡めようとしすぎているのではないかと思ったところもあったが、苦しいアニメ制作事情を考えれば、こうなるのもやむを得ないのか。

ところで、タイトルにもなっている納豆オクラ丼ぶっかけチーズトッピング弁当。納豆オクラ丼まではともかく、ぶっかけチーズトッピングって、それ美味しいのでしょうか。想像するとちょっと怖いですね。

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