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読んで遊んで沈んだ記憶

主に日記です。

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済美VS済々黌 第85回選抜高校野球大会 3回戦

毎年のように出てくる10年に1人の逸材が今年もまた現れる。



済美 4 - 1 済々黌

日本のプロ野球では日本ハムのルーキー大谷が投手と野手の二刀流ということで世間を騒がせていますが、甲子園に現れた怪物、済美の安楽智大選手も投打に圧倒的な存在感を示してくれました。
躍動感溢れるフォームからの投球は、通常は140km/h前後でも、ここぞという時の力の入るシーンでは150k/h近いスピードが安定して出ていて迫力十分でした。

打撃と守備も素晴らしく、非常に野球センスを感じさせる選手でした。これでまだ2年生というのですから、将来がとても楽しみです。まだ上体で投げているような感じで、荒削りな素材型というのがまた大きな期待を抱かせてくれます。

ただ、それだけに怪我には気をつけて欲しいところです。安楽は延長に及ぶ激闘を繰り広げた初戦となる広陵戦で230球近く投げ、今日の済々黌戦でも9回完投で約150球を投げていますから、安楽の迫力と野球センスに魅せられれば魅せられるほどに、こんなに投げさせて大丈夫なのかなと、ついつい心配してしまうところでもありますが、エース安楽を降ろして休みを与えさせてくれない、それだけ厳しい戦いだったので、仕方がないのでしょうか。実際、済々黌は大竹投手のピッチングが素晴らしく、バッターも安楽の投球に食らいつきながら捉えていて、堅実で強いチームだなと思わされました。

投手戦を制した済美高校、次はベスト4を懸けての準々決勝。
相手は史上初となる甲子園大会3連覇を狙う大阪桐蔭となるのが濃厚か、それならば、まだまだ安楽を休ませることはできないか、と思っていたのですが、なんと、その大阪桐蔭が県立岐阜商業に敗れてしまいました。
県岐阜商も非常に良いチームですが、エースの藤田投手が今日の試合で死球を受け、どうやら負傷したのではないかと思わせるような様子を見せていたので、済美と県岐阜商の試合はもしかしたらお互いがエースを休ませての戦いになるかもしれません。ここまで上がってきた両チームですから、どういう条件で挑むにせよ、きっと良いゲームを見せてくれることでしょう。

ドミニカVSプエルトリコ WBC決勝



ドミニカ 3 - 0 プエルトリコ

ドミニカが8戦全勝という完璧な成績で今大会を制しました。
カリビアンパワーを見せつけるパワフルなバッティングもすごかったのですが、投手力、守備力が非常に高く、隙のないドミニカチームという印象でした。今大会のドミニカはスターター(先発)以外はほとんど完璧だったんじゃないでしょうか。これだけ圧倒的なら誰も文句をつけられないでしょう。
日本を破って決勝進出を果たしたプエルトリコは、拙攻が目立ちました。これは日本戦でもそうでした。出来れば、日本がドミニカと戦うところが見たかったのですが、日本、ドミニカ、共にプエルトリコの拙攻に助けられながらも、及ばなかった日本ときっちり勝ったドミニカ、両チームの差は大きかったのだと、ドミニカの優勝を称えたいと思います。

決勝のカードとなったドミニカとプエルトリコは予選1次ラウンド同組、ベネズエラもいた死のC組からの勝ちあがりですから、2009年の大会が日本と韓国の大会だったならば、今大会はまさにドミニカとプエルトリコの大会でした。

そんなドミニカも前回大会ではオランダに2連敗しているのが野球の難しいところであり、WBCの厳しさなのでしょう。今大会の日本は準決勝まで進みましたが、よく考えてみれば、ブラジル戦は負けていてもおかしくなかったし、台湾にも実質負けていたような試合でした。韓国が1次ラウンドで敗退したように、日本も1次ラウンド、あるいは2次ラウンドで敗退ということもありえたと思います。「もしも」の仮定で文句をつけるのが好きなファンの立場としては、そんな日本代表だからこそ、応援のし甲斐があって、最高のチームなんだと、今大会のドミニカの試合を観ていて思いました。紛れが起こるのが野球、10割がないのがベースボール、4年後に次回大会があれば、侍ジャパンには是非ともチャンピオン・ドミニカに日本野球の面白さを見せつけて欲しいと思います。

日本VSプエルトリコ WBC準決勝

日本、3連覇ならず。批判があったグラウンドレベルの中居クン、僕は好きでした。



日本 1 - 3 プエルトリコ

完全に日本が負けの内容でした。それでも点差が2点差しかついていないところが日本の強さなんだと思います。3点とられたとはいえ、投手陣はランナーを出しながらも、要所を締めてくれました。本当なら、内容で負けていても試合にはきっちり勝つ日本の野球のいやらしさを発揮して欲しかったのですが、仕方ないでしょう。勝ったプエルトリコが称えられるべき試合でした。

結果的には、やはり「打てない」で負けてしまいました。8回裏の大チョンボとなる走塁ミスや、山本監督がこだわりとして、あるいは大きな賭けとして、最後まで起用された阿部と中田翔が全く打てないなど、後半は日本が追い上げを見せただけに「たられば」を語り尽くしたくなり、完敗を認めたくない、負けた気がしない、そんな心境でもありますが、まずは、侍ジャパンありがとう、という感謝の気持ちを表したいと思います。

前回・前々回の代表と比べて明らかに力の落ちた代表でしたが、1次2次ともにホームゲームだったとはいえ、相手に徹底マークされた中で、接戦を繰り広げてぎりぎりの勝利をもぎ取り、準決勝のアメリカの地までよく進んだと思います。素晴らしい試合を沢山見せていただきました。本当にお疲れ様でした。これからの日本の野球のますますの発展に期待しています。

はぁ~、それにしても悔しい!

日本VSオランダ WBC2次ラウンド

桑田「ドームラン」



日本 10 - 6 オランダ

序盤に大量リードした時はまたコールドかと思いましたが、最後にオランダが追い上げて盛り上がりました。
日本の本職の中継ぎ投手が立て続けに打たれたところが不安を抱かせましたが、本番は一週間後なので、今日悪くてもその時には良くなってるでしょうし、逆に、今日良かった人が来週も良いとは限らないので、壮行試合みたいなもんだと思って観てて良い、怪我さえなければ、といった試合でしょう。それでも、日本ラウンド最後の試合できちんと勝って1位通過はお見事でした。このレベルで同じ相手に二度続けて勝つというのは大変難しいことだと思います。

個人的には、この順位決定戦にあまり必要性を感じないのですが、もう一つの組の方はこれにより準決勝では日本とは当たりたくないでしょうから、必死に1位を狙いにくるはずなので、そちらは熱いゲームが期待できるかもしれません。ドミニカ、プエルトリコ、アメリカ、イタリア、果たして、日本の対戦相手はどこになるでしょうか。

キューバVSオランダ WBC2次ラウンド

相性ってあるんでしょうね。



キューバ 6 - 7 オランダ

キューバ、敗れる。甦ったのはオランダだった!
選手個々人の能力ではキューバの方に分があるように見えましたが、試合はオランダが制しました。これでオランダはキューバとの対決、直近の成績は5勝負けなしということだそうです。オランダが素晴らしいチームであることはいうまでもありませんが、やはり相性というのもあるのかなと思ってしまいました。

今日についていえば、キューバはミスが目立ち、とてもチャンピオンになるのにふさわしいとはいえないような試合でした。特に、グリエルは守る方で失点に絡むミスを犯してしまい、攻撃面でもヒットこそあったものの、バントの失敗や走塁の良くない判断などで精彩を欠いた印象でした。

相性についていえば、今大会で日本にとって、より脅威であったキューバがここで消えてくれたことは、侍ジャパンには三連覇への良い知らせといえるのかもしれません。

自分は勘違いしてましたが、明日、順位決定戦でもう一戦日本であるそうです。相手はオランダ。現段階で1位になるのが良いのか、2位になるのが良いのか、相手のグループがまだ1次ラウンド終わったところなので全くわかりませんが、日本にとっては重要な興行でもあるので、調整試合と位置づけながらも、ある程度は必死に勝ちにいくのでしょう。
対するオランダはどうでしょうか。バレンティンも今日の試合で負傷退場しましたが、かなり怪我人が出ているらしく、満身創痍という状態なので、それほど重要な試合とは位置づけず、無理をせずに試合を終えることを一番に考えてくるのではないでしょうか。
日本へのリベンジに燃えてくるといったシチュエーションは期待しづらいと思いますが、さすがに先日のコールドゲームよりは良い試合になるでしょう。

日本VSオランダ WBC2次ラウンド

まさかのコールド勝ち。



日本 16 - 4 オランダ

日本にとっては最高のゲーム、そして、最高の展開で準決勝進出一番乗りを果たすことができました。
1週間空いてアメリカで準決勝ということで、一旦、この勢いがリセットされてしまうのは惜しいのですが、よく日本での最後の試合でこれだけスカッとした勝ち方をしてくれました。

試合としては、今までの試合が白熱しすぎたから、その落差もあって緊張感がなくなり、観てる方としては若干の寂しさはありましたが、侍ジャパン、本当にお見事でした。

敗れたオランダはコールド負けではありますが、早い段階で大勢が決しただけに、明日のキューバ戦に向けての切り替えは却ってしやすいのではないかと思います。そちらは良い試合になることを期待します。

さあ、次の舞台はアメリカだ!

※まだ順位決定戦としての試合があるみたいです……。

キューバVS台湾 WBC2次ラウンド



キューバ 14 - 0 台湾

昨日、日本と死闘を繰り広げた台湾がキューバに大敗を喫してこの大会から去ることになりました。
台湾にとって、とても残念な内容の試合で今大会を終えることは悲しいですが、この大会で台湾が素晴らしいチームであったことを我々は知っています。ありがとう、台湾!

それにしても、キューバ打線はやはり脅威ですね。投手の質が少し落ちて、球が甘くなってくると容赦のない攻撃が待っています。1次ラウンドで日本も負けている相手なので、なんとか明日のオランダ戦では勝って、2次ラウンドでアメリカへの残り1枚の切符を争う状態でのキューバ戦は避けたいところです。
逆に、キューバはオランダと相性が悪いみたいなので、もし、明日の試合で日本が勝てば、そのままキューバが消えてくれるかもしれません。もちろん、オランダも強敵ですが……。

日本VS台湾 WBC2次ラウンド

韓国よりかは台湾でラッキー、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。



日本 4 - 3 台湾

いやー、危ない試合でした。でも、最後にはよく勝った!
序盤中盤は再三に渡るチャンスを活かせなかったものの、投手がここという時は最少失点でよく切り抜けてくれました。

巨人組もようやく活躍を見せ始めました。長野はスタメン落ちしましたが、東京ドームだし、なにがなんでも坂本はショートでスタメンというのは読売新聞(ナベツネ)の意向で仕方ないんだろうなあと諦めてましたが、その坂本がよく打ってくれました。

ほとんどリードされた状態で試合を展開し、井端が9回土壇場で打ってなかったら終わりというところまで追い詰められたわけで、山本監督の采配への批判もあると思いますが、今日の試合についていえば、山本監督以上に相手ベンチの采配が悪かった、その差が出た試合だったんじゃないでしょうか。自分が台湾の人間だったらブチ切れてるところです。台湾はこれで韓国・日本と2試合連続で終盤での逆転負けで、同じ投手が打たれてますしね。

でも、日本の投手が良すぎるから余計にそう映るんでしょうが、台湾は王建民(先発)から後の投手の繋ぎの難しさはよく伝わって来ました。がくんとレベルが落ちました。しかし、台湾は強かった。苦しめられました。

これで、日本は次はオランダと明後日に、台湾はオランダに負けたキューバと明日に対戦することになりました。キューバはオランダに大敗したとはいえ、バットは触れてましたから、台湾はかなり苦しくなりました。個人的な好みでいうとキューバ野球をもう少し長く見てみたいのですが、これだけの激闘を演じてくれた偉大なライバルにもう一度チャンスを与えて欲しいとも思います。台湾加油!

日本VSキューバ WBC1次ラウンド

9回は盛り上がった! それにしても、ヤフオク!ドームってなんなんですかね。



日本 3 - 6 キューバ

共に2次ラウンド進出が決定しているチーム同士の対決ということで調整試合として使われた面もあったと思いますが、両チームの特色がよく出た試合でした。

キューバのパワーは圧巻で、ぶんぶんとバットを振ってくる、その迫力に見ていて圧されそうになるぐらいでした。打球の速さや打球音も惚れ惚れするほど素晴らしく、こういう世界の野球というのはとても楽しいだろうなあと思いました。

一方の日本は、やはり四球や相手のミスにつけこみながら小技で着実に得点を重ねていくしかないですね。パワーで負けていても、日本には卓越した技術力があるというところを井端なんかは見せつけてくれたんじゃないでしょうか。

投手陣は結果的には6失点ですが、大隣と田中将大は、点は取られたものの、全体を通せば輝きを見せた場面が多い投手でもありました。少ない球数と短いイニングでの結果が求められるWBCならではの厳しさはありますが、2次ラウンドに向けて、山本監督や東尾コーチがどう判断するのかが楽しみなところです。

2次ラウンドは、日本、キューバ、台湾、オランダ。
日本は今日負けて、2次ラウンド初戦はB組1位の台湾と当たることになりました。先発に王建民が来るとなると、日本にとっては厳しい相手になるのかもしれないですが、白熱した試合が期待できそうです。
2次ラウンドからはダブルイリミネーション方式で、2回勝てば決勝ラウンド進出が決まり、2回負ければ敗退が決まります。
どこのチームも厄介ですが、継投さえ間違わなければ、日本は決勝ラウンドに行けると信じたいところです。

日本VS中国 WBC1次ラウンド



日本 5 - 2 中国

客席がらがらの寂しい試合でした。ただ、今日の勝利で1次ラウンド最後のキューバ戦の結果によらず、ほぼ2次ラウンド進出を決めたといっていいでしょう。キューバ戦が消化試合になるのも寂しいですが、日本にとっての本番は2次ラウンドからだと思うので、まだまだ不調の打線、キューバ戦をうまく使って調整してほしいものです。

B組では韓国がオランダに負け、そのオランダが台湾に負けています。このままだと、2次ラウンドで日本と当たる国はキューバ、台湾、オランダになりそうです。打線はどこも迫力があるように見えましたが、投手陣のレベルと層の厚さは日本が一番だと思うので、本番ではなんとか投手陣が踏ん張ってロースコアでかわしていってもらうしかないですね。

その投手でエースに指名された田中将大が昨日のブラジル戦で屈辱の2回降板でした。もう山本浩二監督にとってマー君はエースではないのでしょうか。北京五輪の時のダルビッシュの姿と重なりますが、チーム自体は北京の時とは重ならないでほしいものです。

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