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読んで遊んで沈んだ記憶

主に日記です。

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映画版ねこタクシー (映画)

映画版 ねこタクシー DVD映画版 ねこタクシー DVD

~頑張りたいのに頑張れない、すべての人にお届けするやさしい映画が完成しました~
間瀬垣勤、40歳。元教師。現在タクシー運転手。売上成績、万年最下位。家では、妻にも娘にも頭が上がらない。仕事からも家庭からも見放された完全な負け組。そんな間瀬垣の前に現れた、一匹の野良猫 “御子(みこ)神(がみ)さん”。ふてぶてしく、何があってもマイペースな御子神さんのおかげで、自分自身も変わり始める間瀬垣。そして、人付き合いが苦手な間瀬垣は、御子神さんを助手席に乗せて「ねこカフェ」ならぬ「ねこタクシー」をはじめることを思いつく…。 あなたは人生に行き詰っていませんか?いつからだろう、自分がこんなにオーラを無くしてしまったのは・・・年齢や環境が、生き甲斐や想像力を変えてしまって、なんとなく生きてきた。何でもいいから、背中を押してほしい。これは、そんな誰もが待っている「きっかけ」の物語です。

(引用 amazon 映画版 ねこタクシー DVD


2010年の日本映画。
同名の小説を原作にし、テレビドラマ化したものを同じ設定とキャストで新しいストーリーを作り、映画用にリファインさせたものとのこと。

教師を辞めてタクシーの運転手をしていた冴えない中年男性が主人公。売上成績は最下位が当たり前の彼は、妻に頭が上がらず、娘には邪魔者扱いされ、職場でも家庭でも居場所をなくしていた。
そんな彼が出会ったのが猫で、猫を乗せてタクシーを運行していくと、たちまちそれが「ねこタクシー」として人気を獲得していくことになる。また、猫を通して、今まで希薄で冷淡だった家族とのコミュニケーションも取り戻して行くようにもなる。

というストーリーで、過酷な現代の人間の生活の潤滑油としての愛くるしい猫(ペット)という存在を肯定した作りになっている。癒しと励ましがテーマになっているが、猫が人間の生活を豊かにしてくれる、というよりも、猫がいなかったら現代の人間は生きてはいけないというメッセージが切実に発せられているところに考えさせられた。そして、人間のために存在してくれている猫という話から、いつしか、猫のために人間達が汗水たらして奮闘し、それが生き甲斐になっていく話に路線が変えられてしまっているマジックも妙にリアリティがあって面白かった。

主演のカンニング竹山がいい演技をしているし、鶴田真由、内藤剛志、室井滋など脇を固めている役者も演技力と存在感が抜群で見応えがあり、なかなか良くできた作品だと思った。

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