あせびは佐藤のためにお手製弁当を作ってあげることにした。そのお弁当の壮絶な味に汗をかきながら食べている佐藤、そんな佐藤をみてにやけている白粉やHP(ハーフプライサー)同好会の面々。一方で白梅は沢桔姉妹が待つ丸富大学付属高校の生徒会室に赴いていた。沢桔姉妹は白梅に対して「ある要求」をするが、逆に白梅も沢桔姉妹に「ある要求」を行う。いよいよ沢桔姉妹との対決か、と思いきや、1話まるまる白梅と白粉の絡みを見せられる。
白梅の白粉への想いの強さと、そこからくる佐藤(主人公)への暴力衝動が表現されているのだが、目新しさはなく、今までのエピソードでスパイス的に使われていたシーンを無理に薄く伸ばしただけになっていたのが残念だった。もっと白梅というキャラクターの背景や魅力について掘り下げた、濃密な描写のある回にして欲しかったところだ。
視聴者である我々にすら魅力がわかりにくいのが白梅の不器用なところであり、魅力でもあるということなのかもしれないが……。