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読んで遊んで沈んだ記憶

主に日記です。

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抱くなら愛して (映画)

抱くなら愛して [DVD]抱くなら愛して [DVD]

セレブな生活に憧れる女性が辿る、愛欲と失望に彩られた日々を描いたドラマ。若く美しい女工・シルマラは上流階級の生活を夢見ながら人一倍働き父親を養っていた。そんなある日、彼女は友だちと出掛けたクラブで人気ミュージシャンに見初められる。

(引用 amazon 抱くなら愛して [DVD]


2007年のブラジル映画。
前科者のみすぼらしい父と二人で暮らす美しい娘が主人公。彼女は父親のことを尊敬し、工場で働いて苦しい家計を支える。彼女であり、女性にとって唯一といっていい楽しみとして本作で描かれるのが男性との交際であり、彼女は職場で仲の良い女性たちのグループの中で性的な興味関心を隠そうとせず、周囲と性に対する話題をシェアして楽しむ。

決して性的なことにウブではなく、むしろ、経験が豊富であるという女性像の主人公が、その美しさに目をつけられ、セレブなミュージシャンの男性と関係を持つが、男にとってはただの遊びだったとして、商売女のような扱いを受ける。主人公はその扱いに反発し、自分が愛されないことにショックを受けるが、すぐに立ち直り、違う金持ちとの間に新しい恋を見つける。しかし、同じ事の繰り返しになる。

そんな女と男のやりとりを描いて、どう思うかを問いかけているような作品だった。間延びした冗長な作りだったが、テーマとしては面白かった。

女の強さと哀しさが、女の性を「減るもの」「消費されるもの」として扱う男性社会のスティグマを逆手にとって語られていた。

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