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読んで遊んで沈んだ記憶

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黒い家 (映画)

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保険会社の営業職である若槻慎二は菰田重徳の家を訪れるが、そこで菰田家の子供が首を吊った状態で死亡しているのを発見してしまう。事件の疑いが濃厚な事案であったことに加え、菰田家には以前にも自傷とも疑われる不可解な保険金請求があったことから、若槻の保険会社では保険金の支払いを保留していたが重徳は執拗に支払いを求める。疑念を抱いた若槻は、一連の事件の首謀者を重徳と推測、妻の幸子に注意を促す匿名の手紙を送るのだが・・・

(引用 Wikipedia 黒い家


1999年の日本映画。
同名の原作小説を映画化したサスペンスホラー。
原作の小説の方は評価が高いのだが、本作はいまひとつ評判は良くないようだ。

ある夫婦を軸に、保険金目当てではないかと疑えるような傷害や死亡事故がいくつか起きる。夫婦は執拗に保険会社に保険金を求めるようになる。夫婦の担当をする保険会社の営業マンである主人公は、彼らの狂気を追っていくうちにおぞましい災厄に見舞われる。

夫婦の夫役を西村雅彦、妻役を大竹しのぶが演じており、西村雅彦が明らかに狂人じみた振る舞いを見せるので、当初、主人公は夫の方を疑うが、実は妻の大竹しのぶの方が本当の狂人だったという話になっている。しかし、大竹しのぶの方も序盤から十分に怪しさと狂気を発しているので意外性が全くない。

この大竹しのぶ演じる殺人鬼の女がなかなかの凶悪ぶりで、大竹しのぶの好演が光っていることもあり、そのあたりに不気味な怖さは出ていた。
如何にも90年代の邦画風なプロットと映像に『13日の金曜日』のようなベタなアメリカのB級スプラッターを組み合わせたような作品なのだが、重視されているはずのストーリーが弱く、先が容易に想像でき、緊迫感がないのが残念だった。

コメント

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無題

 貴志祐介の「硝子のハンマー」を読み終わって、次は評価の高い「黒い家」を読んでみようか…と思ってるのですが、すごく怖い様なので躊躇しています。
 あああ、怖いと夜トイレに行けないのよね。
 小野不由美の「屍鬼」がそうだったなぁ。特に前半。背後を振り返りながら読んだ。後ろに何かがいるような気がして。

 貴志祐介は作家になる前、保険会社に勤めていたようだから、こういった保険がらみの犯罪に詳しいようです。

レス

>>keiさん

映画版の方はいまいちの評価ですが、原作小説はかなり評判いいですね。映画はこれとは別に韓国版があって、そちらは邦画とは違って、原作ファンにも受けがいいみたいです。
この映画も大竹しのぶが体を張っていて見どころはあるので、これでボロクソなんだから、小説の方はかなりの傑作なんだろうと思います!

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