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読んで遊んで沈んだ記憶

主に日記です。

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シーブリーズ ボディシャンプー クール&デオドラント



夏なのでボディソープをシーブリーズにしました。本当は濃い青のスーパークールが良かったんですが、売ってなかったので薄いこれで。

遺書 (松本人志)

遺書遺書

「最近テレビがつまらない」なんてことをよく耳にする。まぁ、オレなんかは作る側の立場なわけで、そういう意見を聞くと、正直、悲しくなってしまう。
 確かに、つまらん番組があまりにも多い。なかにはつまる(おもしろい)番組もあるのだが、つまらん番組が多すぎるために、いっしょくたにされてしまっていることが、モーレツに腹立たしい。
 ちなみに、オレの番組などは、しっかりと見、しっかり聞いてくれれば、それとは違うということがわかっていただけると思うのだが。まぁ、昔のテレビが、いまとくらべてそんなにおもしろかったとも、オレなんかは思わないのだが。
 では、おもしろくないと言われる原因は、いったいどこにあるのだろう。
 理由はたくさんあるだろうが、いちばん大きな理由としては、この不景気であろう。単純に、いいものを作ろうと思えばカネがかかる。そのカネがないのだから困ってしまう。

(引用 本書P123-124)


1994年出版。松本人志が週刊朝日に連載していたコラムが収録されている。

お笑いコンビ「ダウンタウン」として飛ぶ鳥を落とす勢いがあった頃の松本人志30歳の感性が本というメディアに収録されており、その鋭さとユーモア溢れるテンポの良い文章は娯楽として楽しめる内容になっている。まさにあの頃のブラウン管の中の松本人志が語っているような、その程度には「芸」を意識してさらけ出されているのだろうが、お笑いというのは差別的で攻撃的なものだ、という意味も含みながら非常にエネルギッシュに突き抜けられている。
自分中心で蔑視や嫌悪の感情で笑いを取って許されるのがプロであり、つまらないものは絶対に認めないというプロ意識、自分はこの嫌われ者のお笑いの道一本で行くという著者のストイックな姿勢は素晴らしいものがあるのだが、2012年現在のマルチタレント松本人志という存在を考えれば、やはりこの頃の著者は若かった、ということだろう。とはいえ、著者に限らず、若いというのはこういうことなんだなという意味でその尖り具合に共感はあるし、嘆息もした。

ポッカ プリンシェイク



数回ふってくずして飲むポッカのプリンシェイク。中身は本格的で、ぷるるんとしていて本物のプリンを飲んでいる感覚で楽しめます。まさに飲むプリン。ポッカの自販機に立ち寄って、これがなかったらがっかり、そんな人も多そう、と思ってしまうぐらい、ポッカの最高傑作ではないでしょうか。

ボクの番台さん (漫画 あずまゆき)

ボクの番台さん 1 (マンサンコミックス)ボクの番台さん 1 (マンサンコミックス)

オトコたちの夢の銭湯、花の湯へようこそ! 家賃5万円、風呂・バイト・美人大家つきで、看護学校の女子多数来館。

(amazon 引用 ボクの番台さん 1 (マンサンコミックス)


あずまゆきさんの初の長編漫画とのこと。美人大家が切り盛りする銭湯、そこに住み込みのバイトとして世話になる浪人の主人公と大家を中心にしたエッチなラブコメ。
1話ごとに作者らしい可愛い女の子たちのサービスシーン(性的描写)にそれなりのボリュームを割くことの制約もあって、エッチなハプニングを中心に話が展開されており、あくまでキャラクター(登場人物)にズームインし続けた作りになっている。
ページ毎、キャラに魅力を感じるかどうかで大きく評価が変わってしまう作りの中で、ちょっとダークな雰囲気を醸して幅を出そうとする意欲や、それでもメインヒロインのポジションにある大和撫子な女の子だけは大切に扱うようにする、読者(男性)に対する優しさが伝わってくるところが魅力的。

グリコ Bigプッチンプリン





プルプル食感が楽しいプッチンプリン。
味がしっかりしていて、チープでもなく、すごく上品というわけでもない、おやつプリンの一つの完成形がここに。

ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー (映画)

ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー [DVD]ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー [DVD]

裕福な家庭で生まれ育った春麗<チュンリー>。しかし、幼い彼女の前で突然、悪漢に父が拉致されてしまい、そのまま父の消息は途絶えてしまう・・・。それから10年後、ピアニストとして成長した春麗だが、母親も亡くなり天涯孤独に・・・。
そんなある日、彼女の前に不思議な男、元<ゲン>が現れる。彼は春麗の父親をさらった、秘密結社《シャドルー》と戦い、ずっと彼女を見守っていたのだ。元は春麗に「父親は生きている」と告げる。しかし、再会をするには真のストリートファイターとなり、巨大な敵と闘わねばならぬことを…。今、美しきストリートファイターの過酷な運命が幕をあける。

(引用 amazon ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー [DVD]


2009年のアメリカ映画。
カプコンの格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズの女キャラクター春麗を主人公にしたハリウッド実写作品。最近のストリートファイター作品は女キャラも沢山いるが、一番最初にストリートファイター2に女性プレイヤーキャラとして登場したのが春麗で、作品と共に大きな支持を集めた。

映画はその春麗が闘うきっかけになったエピソードを参考に製作されており、ストリートファイター2よりも前の世界を描いたZEROシリーズに時代が設定されている。登場キャラクターも、元やナッシュなど、ZEROの面々が活躍する。
ただ、そういったマニアックな路線を期待させる要素を匂わせながらも、実際は原作をほとんど名義借りしただけのアメリカナイズされた陳腐なサスペンスアクションに堕とされてしまっていた。

ビジュアル的には春麗は凛々しかったが、ゲームにあったチャイナドレスを基調としたデザインなどのユニークで映える服を着ることがなく、インパクトが弱め。実写としてのリアルな世界観を壊さないようにとの配慮なのかもしれないが、アクションシーン含め全体的に原作へのリスペクトを大きく欠いた印象を抱いてしまう出来だったので、原作ファンとしての思い入れと共に楽しむ要素が著しく少なくがっかりさせられた。
他にも、元が若すぎたのと、ベガの威厳の無さが気になった。

好きな、それも日本のゲーム作品がハリウッド映画化されるってすごいことなんだろうけど、その分、作品がすごいしょぼかった時の落胆はなかなかきついものがあるなと改めて思った。映画化決定にあまり期待してはいけませんね。観るまでのワクワク感も映画の楽しみ方の一つではありますし、観た後の落胆もまた楽しみの一つという面もあるのでしょうけども……。

赤城乳業 ガリガリ君リッチ チョコチョコチョコチップ





がんばれ、なでしこジャパン! 高橋陽一氏による日本女子サッカー応援キャラクターの楓ちゃんがデザインされたパッケージのガリガリ君。

チョコアイスの中にチョコかき氷が入っていて更にそこにチョコチップがあります。そこまでチョコづくしだと逆に工夫がわかりにくいような気がします。

漂流教室 (漫画 楳図かずお)

漂流教室 (1) (小学館文庫)漂流教室 (1) (小学館文庫)

高松翔は、大和小学校の6年生。ある日、翔は母親とケンカをしたまま学校に行き、授業中に激しい地震に襲われる。揺れはすぐに収まったが、学校の外は岩と砂漠だけの荒れ果てた大地になってしまっている。突然の出来事に皆パニックに陥り、発狂した教師は全員亡くなってしまう。やがて荒廃した世界の正体は滅んだ未来の世界だと知った子供達は互いに協力し、大和小学校を拠点とした「国」を築くことを決意する。しかしそんな彼らに容赦なく降りかかる惨たらしい現実。飢餓、内紛、伝染病、そして未知の生物や未来人類たちからの攻撃。翔らは受け入れ難い現実を一つずつ受け入れながら、凛々しく成長していく。

(引用 Wikipedia 漂流教室


小学校ごと荒廃した未来の世界へ飛ばされてしまった子どもたちが狂気に支配された社会で過酷な生存競争を繰り広げるSFホラー作品。

一緒に荒廃した未来に飛ばされた大人たちは皆無責任でエゴイスティックに描かれており、子どもたちはその大人たちのエゴという恐怖と対峙しながら、そこに新たな国を作る。しかし、厳しい環境下で不安と妄想に取り憑かれてしまう子どもたちは、疑心暗鬼を募らせ、子ども同士で凄惨な殺し合いを繰り返す。
本作の子どもとは単純に児童であるというだけでなく、大人の等身大の姿としての子どもという、鏡像としての意味合いを兼ねており、子どもが様々な「大人」の真似事をする様が、迫力とリアリティを以って描かれるほどに、滑稽さと哀愁が増してくる。
そんな子ども達を遠い世界からしばしば救うのが母親の強い愛情になっており、それもまたひとつの狂気として表現されているし、狂気によって齎された希望だから、また歴史は繰り返すのだろうなという暗示を見出してみることもでき、楳図かずおらしい恐怖や痛みに簡単に思考が奪われギャーという叫びと共に踊り狂う、ともすれば単調なリズムに感じるその流れの中に様々なテーマが込められていた。

農協 野菜Days 野菜&フルーツミックス



雪印メグミルクの農協ブランドのオレンジ色の野菜ジュース。
人参、アップル、オレンジが主役としてミックスされたような酸っぱさのあるありがちな味わいなんですが、9種類しか野菜フルーツが使われてないので複雑さがあまりなく、それがすっきりというかあっさり飲みやすくしていたと思います。

借りぐらしのアリエッティ (映画)

借りぐらしのアリエッティ [DVD]借りぐらしのアリエッティ [DVD]

宮崎駿が企画・脚本を担当、スタジオジブリ最年少の米林宏昌を監督に起用したファンタジーアニメ。人間の世界から少しずつモノを借りてきて床下で生活する“借りぐらし”の小人の少女・アリエッティと人間の少年のひと夏の触れ合いを綴る。

(引用 amazon 借りぐらしのアリエッティ [DVD]


2010年の日本映画。
スタジオジブリのアニメ作品。
「人間に見られてはいけない」の掟のもと、古い屋敷の床下で住んでいた小人の一家。一家は人間の暮らしから少しずつ色々なモノを借りてきて生活をしていた。ある日、屋敷にやってきた新しい住人の少年翔に小人の少女アリエッティは見られてしまう。

初めは種族を超えたありがちなボーイミーツガールであるとか、人間中心主義を戒めるために人間の知らないところでひっそり生活を営む生命(自然)の神秘の比喩としての小人に諭されるドラマだと思っていた。
そういうところもあるのだが、話が進むと意外な方向に向かっていく作品だった。

離婚した両親、病弱な少年、子どもよりも仕事をとる母、少年の世話をするのは祖母と金で雇われた家政婦という人間の世界。
逞しい家父長、夫を尊敬する主婦、両親に大事に育てられ友達がいなくとも感情が豊かな少女のアリエッティという小人の世界。

この二つの世界を対比させ、物質的豊かさと精神的豊かさをトレードオフの関係として描き、人間には小人へ干渉(生活と家庭の破壊)という役割が与えられており、それに対して、小人は人間に見つからないようにと厳しい掟を作り、保守的で閉鎖的な生活を送る。
繁栄を極める人間は自分が中心であるという驕った存在に描かれており、小人達の方が逞しさのある家族中心主義で人として情緒が豊かに作られているが、その実態は小人達は人間の食べ物などを拝借しなければ生きていけない存在で、種として衰退傾向でもある。

このジレンマをうまく用いながら、心優しい病弱な少年という人間と小人の少女の交流が描かれている。二人が出会い、別れ、小人の少女が両親と、人間に頼らず原始的な生活を送ってきた野生児のような少年スピナーと共に新たな住処を求めて旅立つまで、ストーリーの展開のさせ方としては、特に娯楽性に富んでいるわけでもないのだが、紡がれる一つ一つのシーンがどれも計算し尽くされたような意味ありげなもので想像力を掻き起こしてくれるという意味で、よく出来た童話になっていたと思う。

賃金労働者として家事をこなす家政婦を悪どく描いたり、親に愛されず心臓(ハート)が悪い少年という設定からしてそうだが、全体的に作為的過ぎるきらいがある。
失われゆく家庭、古き良き家族観とその温かさと美しさというノスタルジーの喚起に甘えるだけでなく、お互いに対して興味関心を抱き合い、心を通わせるまでになった翔とアリエッティを残酷にも引き離したのもその麗しき家族観であるという、初恋の相手が親の都合で転校していってしまうような物寂しさ、そして、いつかアリエッティは翔とは180度違うタイプのスピナーという少年と結ばれることで小人族の生活を守っていくのだろうかと考えさせられる切ない演出は、社会(掟)というものに対してささやかに抵抗してみても、結局は余計に社会に翻弄される結果を招くという夢のなさが表現されており、そこがジブリらしくないなと感じた。

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