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読んで遊んで沈んだ記憶

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心霊写真部 壱限目 (映画)

心霊写真部 壱限目 [DVD]心霊写真部 壱限目 [DVD]

ゲームから映像作品まで手掛けるホラー界のマルチクリエイター・福谷修原作の「心霊写真部」を映像化したシリーズ第1巻。ごくごく普通の生活を送っていた高校生・二宮佳夕は、ふとしたきっかけで写真部に入部するが…。第1話から第3話を収録。

(引用 amazon 心霊写真部 壱限目 [DVD]


2010年の日本映画。
「廃墟できもだめし」「カラオケボックスの顔」「心霊プリクラ」の三つのエピソードが収録されている。
心霊写真部という普通に考えたら新興宗教の学生組織なんじゃないかと疑いかねない怪しさのある高校の部活動を拠点に、エピソード毎に異なるそれぞれの心霊写真からティーンエイジャー(高校生)がオカルト現象に巻き込まれていく様が描かれている。

如何にも低予算作品という苦しさはあるものの、話の筋はよく考えられたものに捻りが効かされていてそれなりに趣深く、演出もベタな恐怖映像を効果的に用いることに成功している。

主演の中村静香はグラビアアイドルとのことだが、なかなかの演技で、作品にうまく溶け込んでいた。やや主張が弱く、脇を固める役者がこちらも若いながらもなかなかの演技で、それでいて個性的であるからその魅力に対抗できず主人公が埋没してしまった感はある。ただ、良い意味で主人公が平凡であるという見方もできる。

自ら進んでわざわざ危機に陥ったり、近くで仲間が苦しんでいるのに思いつきの解決方法を実行するためにその場を何の配慮もなく離れてしまうなど、場面を作り手に都合よく展開させるために登場人物に不可解な行動を無理やりとらせてみたりするホラー映画らしいお約束を細かい点として気にさせてくれるところも含め、よく出来た面白い作品だったと思う。
しかし、続編に期待させようとするミステリアスな伏線が本編通していくつか張られているものの、エピソード毎に完結するドラマの出来が良い反面、伏線は安っぽいラストを想像させるだけの陳腐なものでしかないのがどうかなといったところではある。

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