槍水は「帝王(モナーク)」の計画を阻止するために西区の狼たちに情報を伝え、一人東区にある「ラルフストア」へ向かった。西区の狼が東区のスーパーへ向かうなか、著莪は古狼に「オオカバマダラ」と呼ばれる狼のことや「モナーク」の真の目的を聞きだす。急いで佐藤のもとに向かう著莪だが、二人の元に「女子高生が襲われた」という一報が飛び込む。とうとう始まった西区と東区の全面戦争! なのだが、1話の中にモナークの過去、モナークと主人公との対決などを無理に詰め込もうとしたせいか、結果的にどれも描き込みが足らず、拍子抜けする内容になってしまっていた。
今回、明らかになったこととして、狼は腹を空かせ、飢えている状態の方がどうやら強くなれるようだ。腹の虫が騒ぐほど弁当を求める欲求が強くなるいうのはすごくよくわかるのだが、それを具体的にストーリーに反映して欲しいと思った。設定は面白いのに、1つのエピソードとして見ると惜しい出来が続いているのがこの作品の残念なところである。