友達のユズキくんが転校してしまう寂しさから、元気をなくしてしまうあんこ。
たまこともち蔵は、あんこにあるアドバイスをする。
そんな中、たまこが口ずさんでいた「お母さんの歌」の手がかりが!?
エブリバディ・ラブズ・サムバディ。誰かが誰かを好きになる。いつか誰でも恋をする。
僕が君を見つけたようにあんこの片思いの相手が転校してしまう切ない回。初恋の儚さを歌っているわけだが、一方で、たまこ達の父親と母親の馴れ初めの学生時代をあんこの、あるいはたまこともち蔵の姿に重ねることで若者の恋愛に対して大いにエールを送る作りになっていた。
自分たちの親もいつか通ってきた道、でも、自分たちだけの特別な道。ベタな話の作り方ながら、異なるエピソードをうまく重ね合わせることで、含みを持たせた描写にして、見ている側の想像力に働かきかけてくるところはうまい。