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読んで遊んで沈んだ記憶

主に日記です。

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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら (映画)

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岩崎夏海の大ヒット同名小説を、AKB48の前田敦子主演で映画化した青春ドラマ。弱小野球部のマネージャーとなったみなみは、ある日書店で勘違いから手にとったドラッカーの名著「マネジメント」に感動を覚え、その教えを部活動で実践する。

(引用 amazon もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら(通常版) [DVD]


2011年の日本映画。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらどうなるか想像つきます? つきませんよね? というか、あんまり想像したくないですよね? 略して、もしドラ。

野球部というよりも、野球部の女子マネージャーという雑用係であり男子部員のサポート役というポジションの革命に挑戦した作品で、野球部のマネージャーとマネジメントを勘違いした主人公の女の子がドラッカーの本を参考にマネジメントとかコーチングとかそういうのに挑むドラマ。
根拠が一冊の本に書かれた内容で全てを決定するという強引な話の作り方は旧式イメージの高校野球のアンチテーゼにしようとして滑ってしまっているものの、にわか女子マネージャーが男子部員や監督に厳しい提言をしながら全体を良い方向に導いていく様は現実じゃまずありえないだろうからこその痛快さとユニークさ、清々しさがある。

そういう面白さはあるのだが、通して観ると映画としては残念ながらつまらない。陳腐で退屈な青春ドラマ、チープな試合シーンと演出。ディテールの描き込みも足らず、もっとなんとかなるだろうという思いも次第に失せていくほど眠気を誘う淡白さにはがっかりした。

俺は、君のためにこそ死ににいく (映画)

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1945年、太平洋戦争末期、無残にも美しい青春があった。彼らを心で抱きしめる女性がいた。
昭和19年、太平洋戦争で劣勢に立たされていた日本軍は、アメリカ軍を中心とした連合国軍によるフィリピン上陸作戦を阻止し、戦局を打開するための最後の手段として、戦闘機や艦上爆撃機などの軍用機に爆弾を搭載して敵艦に体当たりを敢行する自爆攻撃部隊として、海軍は神風特別攻撃隊を編成。激しいライバル関係にあった海軍に先を越された陸軍も、負けじと「振武隊」「特別攻撃飛行隊」を編成する。
しかし奮戦空しくフィリピンは陥落し、連合国軍は昭和20年春には沖縄に上陸してきた。日本軍は沖縄を死守するため、各地の飛行場から特別攻撃隊を発進させる。陸軍最大の特攻基地となった鹿児島の知覧飛行場(川辺郡知覧町、現・南九州市)からは終戦までに振武隊の493名の青年達が飛び立った。かつて知覧で飛行訓練を受けていた坂東少尉、陸軍飛行兵から母親のように慕われていた鳥濱トメとその娘礼子などの視点から、特攻隊員となった青年達を描く。

(引用 Wikipedia 俺は、君のためにこそ死ににいく


2007年の日本映画。
石原慎太郎総指揮(脚本)により、太平洋戦争時の特攻隊員の青年たちの姿が描かれている。

作中にも登場する鳥濱トメは食堂を切り盛りしながら特攻隊員の母と慕われたという実在の人物で、彼女から紡がれた特攻隊員とのエピソードを参考に製作されたという。

タイトルの「君」はあなたという意味の他に天皇(国)という意味合いも持ち、石原慎太郎というネームバリューもあって、すごく保守的で戦争を美化した作品を思わせるのだが、実際に観てみると、若者の命を無残に散らした戦争とお粗末な特攻作戦、独善的な軍部に対しては概ね批判的に描かれており、表面だけなぞれば想像していたよりはフラットな作品なのかなという印象を抱かせてくれる出来になっている。

ドラマ自体はこの手の日本の戦争ものの若者群像劇にありがちなもので、出来が悪いとも良いとも云えない陳腐な内容なのだが、違和感を抱かせるのは、純粋さ。特攻隊の青年達は非常に男性的でありながら紳士で品行方正、そんな男性の身の回りを世話し奉仕するうら若き乙女たち、どちらも眩しいぐらいに皆真っ直ぐで輝いていて美しい。美しすぎるほどに、模範的で、そこに人間味がない。
すごくむごい状況で、理不尽な仕打ちにあっている、彼らはそれぞれ疑問を抱かないわけでもないが、お国のために、仲間のために、あなたのためにと特攻に出撃する。
彼らと彼らを支える周囲の献身的な姿は確かに感動的ではあるのだけど、明らかに彼らは美化されている。
それは単にお国のために命を投げ出しているからではなくて、お国のために命を投げ出すことをも厭わない昔の若者はこんなに素晴らしかったという描き方がなされているからだ。それが人間個人それぞれが主になって魅力が発せられているのではなく、結局「戦争」と「特攻」の方が主になって滅私で良い子だけが生産されている構図なのである。
あからさまに年寄りの目線で現代(平成)の若者と対比したノスタルジーが特攻隊の青年と奉仕隊の女子に込められていたし、けれん味の無さは登場人物だけではなく、作品そのものでもあって、つまり、これが遠慮無く大真面目に主張されているわけで、やはりこの映画は戦争を美化しているな、という怖さが感じられてしまう。

とはいえ、生きるも無念、死ぬも無念だった特攻隊員達の姿、わかってあげてくださいという作品のメッセージは、胸を打たれるものだったのは間違いない。

ザ・リング (映画)

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ある晩、レイチェル・ケラーの姪であるケイティが自宅で変死した。その他にも同時刻に複数の人間が死んでいるのを知ったレイチェルは、その原因が「呪いのビデオ」と呼ばれるビデオテープであるのを突きとめ、そのルーツを探るためにある所へ旅立った。そこでサマラ・モーガンという1人の少女の存在にたどり着いたレイチェル。自身もビデオを見てしまい、期限もわずかしかない。さらに自身が見た直後に不運にも息子、エイダンがそのテープを見てしまう。レイチェルは自身、そして息子の命を守ろうとする。ビデオの呪いを解くため、レイチェルは奔走する。

(引用 Wikipedia ザ・リング


2002年のアメリカ映画。
ジャパニーズホラーの代表作『リング』のハリウッドリメイク版。

大筋の話と設定は確かにリングだし、大袈裟ではないところにも好感は持てたけども、特殊メイクやCGなどによる表面的な怖さの演出に依存されており、大雑把で、空気づくりが疎かにされていて、邦画にあった張り詰めたものや忍ばせたもの、じわじわとくるものがなかった。

貞子のポジションがハリウッド版ではサマラという少女になっているのだが、彼女に纏わるエピソードが邦画のリング2までをミックスさせた感じになっていて、貞子の悲劇的な最期からこの世界に向けられた強い怨念や執着を想像させられた流れになっておらず、少女らしい無邪気さと虚無的な雰囲気を纏った寂しがり屋の愉快犯的な存在にされていて、サマラというキャラクターの主張であり魅力をそれこそ深い井戸の底に閉じ込めたままにしていたようだった。それが象徴するように、作品として、迫力のないのっぺりした淡白なものになってしまっていた。

ゴメンナサイ (映画)

「ゴメンナサイ」【通常版】 [DVD]
「ゴメンナサイ」【通常版】 [DVD]

ケータイ小説サイト「魔法のiらんど」で話題となったホラー小説をアイドルユニット・Buono!主演で映画化。文化祭で演劇を披露することになり、学校で1番の秀才・比那子が脚本を書くことに。しかし学校内では不可解な死が続き…。

(引用 amazon 「ゴメンナサイ」【通常版】 [DVD]


2011年の日本映画。
なんでも原作は魔法のiらんどというケータイサイトで話題となったホラー小説なんだとか。
あ、やばい、絶対つまらない・くだらないと思ったでしょ? それは今の日本の社会で問題になっている若者に対する偏見と差別ですね。当然、僕は観る前からつまらないと思ってました。

Berryz工房と℃-uteというハロープロジェクトのアイドルユニットのメンバーが主要キャストを占めています。
ここまではほぼ『王様ゲーム』と一緒なんだけど、王様ゲームはビジュアルがギャルっぽいというか少しケバかったのに対して、本作では皆ほとんど黒髪でそれなりに落ち着いた女子高生っぽい透明感と清潔感がある。
作品のノリも、王様ゲームでは性が当たり前のように作品の中に溶け込んでいて男女の関係があけすけで軽佻浮薄な感じだったのに対して、本作は内向的で重いものを抱え込んでおり、異性に対して積極的で明るい存在を軽いものとして象徴的に扱い、そこへ憎しみのような感情が向けられている。

学校(クラス内)でのいじめや機能不全家族といったテーマを背景にいじめられっ子の復讐がオカルトホラー要素を織り交ぜながら描かれている。
文字で人を殺すといったアイディアも含めて、世相をうまく捉えた物語になっていて、興味深いものはあった。
主人公の女子高生と恐怖の元凶となるクラスメイトでいじめ被害者の女子高生。二人の視点が軸になって作品は構成されており、モノローグが多用されているのだが、主演の鈴木愛理の滑舌が悪すぎて、作品全体に対する演技力の無さが印象づけられてしまったのが残念。

背景と人物像にこだわったドラマ性が重視されている。迫力不足からホラーとしてもドラマとしても厚みがないように思えたものの、雰囲気としてはJホラーっぽいという意味で良く出来ていて、楽しむことはできた。

かもめ食堂 (映画)

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サチエ(小林聡美)はフィンランドの都市、ヘルシンキで「かもめ食堂」という名の日本食の小さな店を営んでいる。ある日食堂にやってきた日本かぶれの青年に「ガッチャマンの歌の歌詞」を質問されるが、思い出せず悶々としていると、町の書店で背の高い日本人女性ミドリ(片桐はいり)を見かける。もしや、と思い試しに「ガッチャマンの歌詞を教えて下さい!」と話しかけると、見事に全歌詞を書き上げる。旅をしようと世界地図の前で目をつぶり、指した所がフィンランドだった…というミドリに「何かを感じた」サチエは、彼女を家に招き入れ、やがて食堂で働いてもらうことに。
一方、マサコ(もたいまさこ)は両親の看護という人生の大役を務め終え、息抜きにフィンランドにたどり着いたものの、手違いで荷物が紛失してしまう。航空会社が荷物を探す間にかもめ食堂へとたどりつく。
生い立ちも性格も年齢も違う3人の女性が、奇妙な巡り合わせでかもめ食堂に集まった…。

(引用 Wikipedia かもめ食堂


2006年の日本とフィンランドによる映画。

フィンランドのヘルシンキでかもめ食堂という日本食を提供する小さな食堂を営むサチエは日本人の女性で独身。彼女の店にやって来る日本かぶれのフィランドの青年、フィンランドの青年の疑問を通して知り合う同じ日本人女性のミドリ、そして、マサコ、三人の日本人女性を軸にゆるい時間と空間を演出しながらほのぼのとした日常が描かれている。

少しくたびれた感じのある三人の日本人女性。
勿論、ヘルシンキというロケーションが作品の雰囲気に適当であったし、大きな影響を与えているということなのだろうけども、異邦人という立場は比喩的でもあって、現代日本の社会に馴染めない、疲れている、それこそ異邦人のようである女性への癒しが計算されている作品だなと思った。

台詞回しや表現の仕方が如何にもな文学調でロマンチックなのにぎこちなさを感じるところもあるのだが、それを個人のセンス(個性)として受け入れてくれる寛容さ、理解できる大人としての矜持、話したいことがあれば話し、相手がそうなら耳を傾け、余計なことは詮索しない、優しさが敷かれた牧歌的な世界が構築されている。何気ない日常とやりとりの中に幸せがあり、発見があり、哲学がある。

スローライフ志向の中で日本食というありのままの自分を提供して他人を幸せにできる悦び。そんな豊かな、でも、遠くの国のことであるのが淡くて切ない、コーヒーのような芳醇な香りとほろ苦さがある物語。美味しくする秘訣は、おまじない。

極楽島殺人事件 (映画)

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『グエムル-漢江の怪物-』のパク・ヘイルと『冬のソナタ』のパク・ソルミ共演による、実話を元にしたミステリースリラー。平和だけが取り柄の島で不可解な殺人事件が起きる。島民全員が容疑者であり次の被害者候補である中、捜査に当たる刑事らは…。

(引用 amazon 極楽島殺人事件 [DVD]


2007年の韓国映画。
実話を元に1986年を舞台にしたミステリースリラー。韓国では大ヒットした作品なんだとか。

外部から隔絶された島で島民が次々と殺されていく。犯人は誰か。疑心暗鬼に陥りながら狂気に支配されていく島民達の姿が描かれているのだが、それほど衝撃的ではなく、割と淡々とした演出で、それが却ってリアルではあるのだけど、おぞましさや緊迫感はあまり出せていなかったように感じた。
ストーリーもオチ(ラスト)だけきっちり作られていて、それを利用して真相を少し有耶無耶にすることで考えさせてくれるところはあるのだが、伏線などの仕掛けがほとんどないので話に厚みを感じない。個々の登場人物に深く迫ったエピソードもない。真相が分かるとこの作品の「怖さ」に忍び寄る影を感じさせないのが意図的だったことがわかるが、結局物足りないだけに終わってしまったように思う。

作品の感想としては個人的にいまいちだったが、1986年といわれてしっくり来るような登場人物の野暮ったさが自然だったところは韓流っぽくて良いなと思った。素朴さからそれぞれ男らしさ・女らしさが滲み出るような艶やかさがある。これが韓流の魅力でしょうか。

逆境ナイン (映画)

逆境ナイン かけがえのない通常版 [DVD]逆境ナイン かけがえのない通常版 [DVD]

『NANA -ナナ-』の玉山鉄二主演、島本和彦原作の熱血野球漫画を映画化した青春スポ根コメディ。校長から廃部を言い渡された弱小野球部。このピンチにキャプテン・不屈闘志は甲子園行きを宣言し、数々の逆境に立ち向かう。

(引用 amazon 逆境ナイン かけがえのない通常版 [DVD]


2005年の日本映画。
島本和彦の同名漫画を実写映画化したもの。
原作における地方大会決勝戦までにスポットライトが当てられている。

島本和彦の古風で熱血なタッチが生み出す迫力は残念ながら実写映像では再現できていなかったものの、原作のノリと笑いについては実写映画用にアレンジされながらも島本漫画に対するリスペクトが熱く伝わってくる出来栄えだった。
真面目に馬鹿をやり大袈裟に演出する、その真剣さが実写映画でありながら確かな島本テイストを感じさせてくれた。

コメディとしての素晴らしい出来が、ベタな爽やか青春パートも輝かせていて楽しかった。
駄目な邦画の犠牲になっているんじゃないかと心配したが、思っていたより見応えのある作品になっていて嬉しかった。

怨霊 -THE HOUSE- (映画)

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医師による妻殺害事件を追うことになった、TVレポーターのチャリニー。事件を調査するうち、この惨劇と酷似した過去の2つの殺人に行き当たり、そしてある家の存在にたどり着く…。恐怖映画の本場タイから届いた、実話に基づく衝撃のホラー!

(引用 amazon 怨霊 -THE HOUSE- [DVD]


2007年のタイ映画。ホラー。

タイのホラーについてそんなに詳しくないのだが、これぞアジアンホラーと評している人がいるみたいなので、そういうものなのかなと、思った。
感触としては、リング(貞子)的なJホラーとゾンビ&スプラッタなアメリカのB級ホラーを足して2で割ってみた感じ。

野暮ったさのある映像のなかに派手さのあるビジュアルをちょろちょろ出し惜しみしつつ効果的に使っているが、キーワードになっている「呪われた家」から連想される閉所・暗所的なじめっとした恐怖やJホラー的な張り詰めた空気からやってくる恐怖が弱く、扱うネタの割にはインモラルな妖しさも弱く、いまいちな雰囲気の中、要所でパっとお化けの画を出しているだけのインパクトに頼ったものに映った。
ストーリーも伏線はきっちり張られているし、人間関係も丁寧に設定されていて、練られているには練られているのだが、恐怖とうまく噛み合っていないのと、女性主人公のジャーナリストという特性を活かしきれていない。躍動感がなく、突っ立ていたらいつの間にか恐怖ゾーンに移っているというような場面展開ばかりで残念だった。主人公が取材しているというより、取材されているような受身で、それでいてこの恐怖からは逃げられないというような切迫感もなく、気づいたら真相に辿りついていたというようなあっさりしたものだった。

王様ゲーム (映画)

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これはクラス全員で行う王様ゲーム、途中棄権は認められない… ある夜、本多智恵美(熊井友理奈)と、幼なじみの金沢伸明(桜田通)の元にメールが届く。
送信者は“王様"、件名は“王様ゲーム"。王様からの命令に24時間以内に従わなければ罰を与えられるという。
その日からクラス全員に“王様"からのメールが届くようになり、最初はふざけ半分で命令を実行していた生徒達だったが、命令は次第にエスカレート。
とうとう命令に従わなかったクラスメイト二人に“罰"が下された。次々と抹消されていくクラスメイト。王様の目的は一体?
クラスメイトを冷静に見つめる岩村莉愛(鈴木愛理)と共に“王様"の正体に近づいたとき、降りかかる最大の悲劇とは! ?

(引用 amazon 王様ゲーム 通常版 [DVD]


2011年の日本映画。
なんでも原作はモバゲータウンで総閲覧数が3000万を超えた超人気ホラー小説なんだとか。
あ、やばい、絶対つまらない・くだらないと思ったでしょ? それは今の日本の社会で問題になっている若者に対する偏見と差別ですね。当然、僕は観る前からつまらないと思ってました。

Berryz工房と℃-uteというハロープロジェクトのアイドルユニットのメンバーが主要キャストを占めています。僕はその二つのユニットについて全く知らないのですが、たぶん若い頃のなっちこと安倍なつみさんが主演だったら僕も要チェックしてたので、アイドル目当てで見る人のことを否定しません。ただ、ちょっと見た目垢抜けすぎているというか、如何にもなイマドキっぽさのあるギャルという感じで、なんとなくAKB48とかにハマる人の気持ちが分かる気がしました。

高校の1クラスを舞台に、命令に従えない人間は消されるという戦慄の王様ゲームが開始される。Hしろとか人気投票で優劣つけろとか王様による意地悪な命令とそれによって生まれる駆け引きと人間ドラマが見どころといえば見どころでちょっとしたバトルロワイアル的な雰囲気があるにはあるのだが、あまり深入りした描写がなく、表面をなぞっただけで済ませてしまう浅さで、切実さと濃厚さに欠けていた。

エロもグロも一切といっていいほどなく、ホラーサスペンスの要素も青春ドラマの要素も中途半端以下の出来で印象に残りそうにない残念なものだった。他のレビュアーによるとこれでも原作小説をかなりアレンジして面白くなってる方らしいが……。設定はなかなかいいだけにもう少し作りようがあったのではないかなあ。

JAWS IN JAPAN ジョーズ・イン・ジャパン (映画)

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名作「ジョーズ」×ビキニの巨乳アイドルたち!ホラーとエロがこれ1本で味わえる“2度美味しい”新感覚ジャパニーズ・ホラーの誕生!!
海辺のペンションで、ビキニの女子大生たちが次々とジョーズに喰われていく?!犯人の正体は?!
主演は、大人気のグラビアアイドル滝沢乃南と、2007年「ミス週刊少年マガジン」受賞の中島愛里!

【ストーリー】
女子大生ミキと麻衣は、大学4年の最後の思い出づくりのため、南の島のプライベートビーチに泳ぎに来た。
島につくと地元のイケメンが現れ、彼の知り合いのロッジに泊まれることになる。
ロッジで貸してくれたビデオカメラを手に、早く海を楽しみたいと水着に着替えビーチに出て行く。そして、ミキが一人で泳いでいると大きなサメの背びれが横切って行き……

(引用 amazon JAWS IN JAPAN ジョーズ・イン・ジャパン [DVD]


2009年の日本映画。

日本でジョーズ+巨乳グラビアアイドル、ミスマガジンですからね。これが面白くなるわけがない。観る前から駄作だと思ってましたが、観た後の感想もやっぱり駄作、でした。

ホームビデオで撮ったような映像を交え、グラビアアイドルのキャピキャピしたリゾート気分溢れるやりとりをリアリティを意識したグダグダ演出で作っているので、これがアダルトビデオとかなら面白かっただろうなぐらいには見せてくれます。演技もそんなに悪くない。

ただ、ストーリーにまったく盛り上がりがなく、盛り上げるはずのホラー部分がとってつけたような余分な感じになっているのが虚しい。さらに、タイトルになっているジョーズがラストにようやくオマケ程度に出てくるふざけっぷり。

結局、巨乳のグラビアアイドルの水着姿しか見るところがないのですが、それも撮り方がいまいちというか、シャワーを浴びる時も水着つけてるぐらいだし、全然やらしくないので、やっぱりダメ。

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