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読んで遊んで沈んだ記憶

主に日記です。

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うまい棒 たこ焼味とめんたい味とピザ味



うまい棒3本。三本食べたっていいじゃない、うまい棒だもの。

たこ焼き味はこの手の駄菓子にありがちな如何にもな強いソースのテイストが特徴的。
めんたい味も如何にも駄菓子風めんたい味といった感じで、でも、それが美味しい。
ピザ味はチーズ味のコクにトマトの風味とタバスコのような辛さが効いていて、ちゃんとピザ味になっていました。複雑な味わいに驚きもありました。

伊藤潤二恐怖マンガCollection[15] 死びとの恋わずらい (漫画 伊藤潤二)


伊藤潤二恐怖マンガCollection (15)

『死びとの恋わずらい』と銘打たれたシリーズの全4話が収録されている。登場人物と設定を引き継ぎながら1話ごとに起承転結を繰り返して、やがて物語の全体が見えてくる手法が採用されている。

頻繁に濃い霧が発生する町で行われる辻占い。道行く人に唐突に占ってもらう方法だが、四つ辻の美少年という不思議な少年が現れてから町は不穏な空気に包まれる。その美少年に出会った女性はその妖しい魅力に取り憑かれてしまい、彼から与えられた「悩みに対する答え」に支配され、やがて死に追いやられていく。青春物語を下敷きにしたオカルトホラー。

如何にも伊藤潤二テイストのオカルト要素をふんだんに使いながら話が彩られており、死神とも云える美少年の謎に迫っていくサスペンス的な雰囲気が魅力的なシリーズだった。後半に話が進められ、登場人物の数が増えて、真相に近づくほどに徐々にトーンダウンしていき、世界はあくまで狭く、所詮はコップの中の嵐であるということを貫いた醒めた作りも面白い。占いなんて所詮はそんなものという著者なりの寓話的な作りになっているのかもしれない。

エンターテイメント作品としてはやや盛り上げ方が足らず、伏線を活かしきれていない点により、折角の4話構成なのに冗長さと淡白なところを感じたのが残念だった。

業務スーパー トムヤムヌードル えび風味





業務スーパーで売ってるタイのトムヤムヌードル。結構評判が良いらしいので試してみました。
麺は若干ボリュームがないように感じましたが、インスタントの油揚げめんとしてオーソドックスながらもぷりぷりして弾力を感じさせてくれるところは良かったです。
スープは少しクリーミーでかなり酸っぱく結構辛いという風で、個性的だと思いました。好みが分かれそうな味ですが、僕は一度食べたらもういいかなあという感想です……。酸味がちょっと強すぎるかな。

デルモンテ 国産 旬にしぼったトマトジュース



国内の契約農家が大切に育てた、デルモンテ専用のトマト品種「デリシャスレッド種」の国産完熟トマトだけを使用し、余分な熱を加えない独自製法によってしぼることで、すっきりとしたのどごしと味わいを実現することができました。トマトの香り豊かなおいしさをお楽しみください。

とのこと。確かにとてもすっきりしていて、でも、安っぽい水っぽさとかそういうのではなく、トマトの濃厚なうまみはきちんと存在した上ですっきりしているのがすごいと思いました。上品でクセがなく、とても飲みやすかったです。

伊藤潤二恐怖マンガCollection[14] トンネル奇譚 (漫画 伊藤潤二)


伊藤潤二恐怖マンガCollection (14)

『長い夢』『トンネル奇譚』『銅像』『浮遊物』『白砂村血譚』の5編が収録されている。全て1997年に発表された作品とのこと。

『長い夢』は、一夜の眠りの中で見る夢の長さが1日、1ヶ月、1年と加速度的に長くなっていく存在の話で、やがて夢の長さに精神と肉体が耐え切れずに風化していってしまう。果たして、その存在にとってこちら側と向こう側、どちらが夢で、どちらが現実だったのか。現実の辛さから逃避するために夢の世界に住んだまま生を終えても良いのではないかという提案もなされていた。

『トンネル奇譚』は、不思議なトンネルに引きずり込まれる者達の話で、ベタな田舎色の怪奇譚に、宇宙線研究所などのSF要素が織り交ぜられている。

『銅像』は、今は年を取って醜くなった女性が、若いころの自分の姿の銅像を作り、そこに様々な仕掛けをして、自分を侮辱する人間を始末していく話。やがて、本当の美と幸せは永遠の若さである『像』にしかないと、彼女自身が像になることを決めるが……。失われても尚、若さと美に執着することでしか生きていけない女性の哀しさと恐怖が表現されている。寓話的でもあった。

『浮遊物』は、人から本音と本音を再生する機能を持って吐き出された黒くなったケサランパサランのような浮遊物が巻き起こす騒動で、青春の甘酸っぱい男女のやりとりを三角関係的に描きながらロマンティックに締めてくれている。

『白砂村血譚』は、住民が全員貧血気味で青白い村の診療所に医者としてやってきた主人公が体験する恐怖。実は村人は村そのものに血を吸い取られていたのだった。閉鎖的な村により、人々の活気等が失われていくことを暗喩したかのようなホラー話だった。

iPhone4S





実はiPhoneユーザーです。こういうのから解放されたいはずなのに、結局、スマートフォンとかいう高性能なものを持ち歩いちゃってますね。果たして、iPhoneを持っていることが本当に豊かであるといえるのでしょうか。と、パソコンの前に座るのが好きなネット中毒者は思うわけです。

日清シスコ シスコーンBIG マイルドチョコ



おやつにもぴったりというか、むしろ、おやつのほうがぴったりなのかもしれないシスコーン。チョコ味は基本の味なのに、どうしても自分の中ではお菓子の味ですね。
きっと子どものころ、おやつに森永チョコフレークをいっぱい食べたからだよ!

伊藤潤二恐怖マンガCollection[13] サーカスが来た (漫画 伊藤潤二)


伊藤潤二恐怖マンガCollection (13)

『サーカスが来た』『墓標の町』『隣の窓』『怪奇ひきずり兄弟・次女の恋人』『怪奇ひきずり兄弟・降霊会』の5編が収録されている。

『サーカスが来た』は、いなかの小さい町にやってきたサーカスに町中は大はしゃぎ。しかし、多くの見物客を集めたサーカスで披露されたショーは、危険な芸に挑んだ団員達が次々と失敗して死んでいくものだった。実は死神の団長が世にも美しい娘を餌にして町中の男を団員として集めては別の町に移動し、男たちを殺戮する公開ショーとして楽しんでいた。ハーメルンの笛吹き男のようなタイプの話に仕上げられている。

『墓標の町』は、死んだ場所で死体がそのまま墓標になるという町で起こる奇妙な出来事が描かれている。人間が死んだら自然に石になるというのは、短い時間で遥かに長い時を経るような風であり、それを想像すると、その世界では成仏できない人間は尋常ではないほどの狂気と憎しみと苦しみにのたうち回り、凄まじい負のエネルギーを発するというのも納得いくもので、それが、唐突ともいえる展開による哀しい結末に説得力をもたせている。

『隣の窓』は、引越して来た先で、隣の家の窓を通して不気味な女に悩まされる男の話。中年による若者への執着の不気味さを、ありがちな男と女の関係を転倒させ、中年女性に迫られる若い男というシチュエーションを用いて訴えかけてくるホラー。

『怪奇ひきずり兄弟・次女の恋人』は、容姿が醜く不気味な引摺家で、唯一美人である次女が家出をして、男と同棲をするが、家族によって引き戻される。人の命をなんとも思わないその一家は、次女と同棲していた男をどう殺そうかという話し合いで盛り上がる。そして、次女も見た目は違っていても性根は引摺家で……。という話で、著者の漫画の場合、容姿が不気味な人間は病んでいるか性根が腐っている場合が多いが、見た目が良くても人の性根は腐っていますよと読者である我々に釘を刺したような一本になっている。

『怪奇ひきずり兄弟・降霊会』は、またまた引摺家が登場する話で、引摺家の長男が恋をした相手が心霊写真を撮るが好きだということから、亡くなった引摺家の子どもたちの両親に対して降霊会が開かれるという話。しかし、長男と同じ相手に恋をした次男によって降霊会は「インチキ降霊会」に変えられてしまって……。一家の長たる長男がその権威をなくしたら、何もできない男としてしおらしくするしかないところが、対照的に威張り散らすようになる次男とうまく比較されており、人は権威と環境によって完全に作られている道化人形であるとしてギャグテイストに描かれていた。

ヤオコー かつ重とローストビーフサラダ





ベン・トー、それは半額弁当を巡る狼たちの戦い。喰うか喰えるか、半額弁当というロマンは人をかくも争いの世界へと誘ってしまうのか。

というわけで、僕もハーフプライサーしてきました。かつ重の半額をゲットです! 498円が249円也。
本当にスーパーの半額弁当にはロマンがありますよねえ。500円で買うならほっともっとにでも行ったほうがいいってなるけど、半額の249円なら飛びついてでも欲しくなる。そんな世界。
ラノベやアニメの影響ではなく、わざわざ半額弁当をゲットする目的だけでスーパーに赴く「常連」の存在は昔からあるみたいですね。
一緒にローストビーフサラダ。こちらは3割引でしたが、元から安かったし、ローストビーフも美味しかったのでかつに負けずに満足です。

伊藤潤二恐怖マンガCollection[12] いじめっ娘 (漫画 伊藤潤二)


伊藤潤二恐怖マンガCollection (12)

『いじめっ娘』『脱走兵のいる家』『父の心』『記憶』『路地裏』『シナリオどおりの恋』『土の中』の7編が収録されている。

表題作になっている『いじめっ娘』は、ふとしたきっかけからいじめ行為をした主人公の女性がそれに快感を覚え、顔を歪ませながらずっとその行為に耽り続ける様が綴られており、幼少期の自分は大人になっても変えられなかったと、また醜い少女に戻りゆく様が表現されている。あるいは、いじめられっ子がいじめられる自分の性質を巧みに利用して人間を被っている綺麗な皮を剥いで復讐劇を成し遂げた結末でもあった。

『脱走兵のいる家』は戦争期を舞台にした話。脱走してきた友人を匿ったことから家族を失った者達の復讐劇で、戦争が終わってもその友人には戦争は終わってない虚構の世界だけをずっと見せ続け、食事の時以外は蔵の中に閉じ込めておくのだが、実はその友人はとっくの昔に自殺しており、道化を演じていたのは、そして、本当の恐怖は……というオチになっている。

『父の心』は、一大で財を築き上げた一家の長たる父親が幼い頃に全く遊べなかった抑圧の反動からくる感情と自分の子ども時代と今の子どもとの対比に耐えられず、とうとう自分の魂で子どもたちの体を乗っ取っていくことになるのだが、結果的に子どもたちと家族、そして自分自身をを死と不幸に追いやっていくという話で、家族における「支配」と「病理」の闇が示唆されていたように感じた。

『記憶』は、美しい容姿の女性が、本当の自分はこんなに美しくないのではないかと不安になり、自分の中で失われている記憶と隠された真実を求めていく話で、衝撃的な事実が突きつけられるが、自分の美しい容姿が本物であるという事の前では些細なことであったという、女性の美への執着の恐ろしさが表現されていた。

『路地裏』は、下宿先で奇妙な声にうなされるようになった主人公が、その謎を解き明かしていく話で、死んだ者達の怨念による加害者へのわかりやすい因果応報の作りになっている。

『シナリオどおりの恋』は、アマチュア劇団に所属する役者の女性主人公が女たらしの脚本家と恋をするが、結局弄ばれる格好で振られ、その現実が受け入れられずに、彼を刺してしまう。キザな彼は自分の事が恋しくなったらと自分の映したビデオと会話用の台本を別れの際に彼女に渡しており、彼女は彼を刺した後にそのビデオを再生するが、あまりにもよく出来たそのビデオの内容と台本に彼女はその世界に入り込んでしまう。瀕死の彼は彼女に助けを乞うが、彼女はビデオの中の彼こそ永久に自分のものであり、決して裏切らない「本物の彼」であるとして、瀕死の彼に止めを刺してしまう。
1989年に発表された作品とのことだが、多くの人が生身の人間との付き合いよりもバーチャルな世界との関係を選ぶようになった現代を予見したような素晴らしいサスペンスホラーだった。

『土の中』は、中学の同窓会で20年前に埋めたタイムカプセルを掘り起こす話が、中学当時にいた不気味な同級生とクラスメイトがみんなして彼女に浴びせた罵倒のエピソードと共に綴られる。そして、タイムカプセルの中には20年前の「思い出」と彼女の恨みが詰められていたという結末になっており、屈辱は時が流れても屈辱としてその存在には永遠に残り続ける、ある種の人間のみっともなさであり、失くしてはいけない自尊心のようでもあり、人であるために人をやめるというところの怖さが印象に残った。

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